死後の世界は存在する!!!vol.3

さてさて、次は「量子もつれ」についてですね。量子もつれとは、一見、物理的につながりのない素粒子素粒子が互いに影響し合っているというものです。

 

例えば、素粒子Xと素粒子Yというペアの量子があるとします。1つは、あなたの目の前にある箱の中に入れ、もう1つは、また別の所にある箱に入れます。あなたから100億光年離れた箱の中に入れても構いません。

 

ちなみに、100億光年とは「光の速度で100億年かかる距離」という意味です。

 

今の時点では、箱の中にXとYのどちらの素粒子が入っているかは分からない状態です。しかし、あなたが箱を開けて「素粒子X」と観測した瞬間、100億光年先の箱の中身は「素粒子Y」と確定します。

 

量子物理学の世界では、どちらかの素粒子を観測するまで、どちらの箱の中も「XとYが重ね合わせの状態」で何も確定していないことが分かっており、また、「観測」した瞬間に、たとえ光の速度で100億年かかる距離にあったとしても、XまたはYのいずれかに確定するのです。

 

これが量子のもつれってやつです。

 

量子脳理論では、物理的に死ぬ(肉体が死ぬ)と意識が「量子」として飛び出し、宇宙または高次元につながると説明しています。

 

例えば、「臨死体験」。

 

臨死体験では、一旦意識(量子)が僕たちが存在する4次元世界から高次元世界へと飛び出します。その後、量子は高次元世界をさまよいますが、気まぐれに4次元世界へと戻ることがあるのです。

 

スチュワート・ハメロフ氏が言うには、宇宙には、ビッグバン発生時には既に存在していたであろう「原意識」というものがあり、人は死ぬと脳内の意識が「量子もつれ」によって、宇宙空間に存在する「原意識」とつながります。

 

宇宙の万物が「量子」でできているなら、死後の世界が量子と深い関係があっても全然おかしくないといえるでしょう。

 

まぁ、残念なことに、量子力学は脳とか心とか、俗に言う魂を記述するまでには至っていません。今後、量子力学でいろんな現象、世界が説明できる日が来ることを思えば、楽しみでなりません。

 

前回、前々回と死後の世界について、2方向の観点で紹介しましたが、他にも様々な解釈があります。

 

結局人それぞれということですね笑

 

おわり